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『子育てハッピーアドバイス』

話題になっているようなので、
子育て中の私も興味があり、
早速買って読んでみた。


よくあるこのテの育児書系の本は
言っていることがいちいちごもっともで、
「そんなことができたら苦労しないよ!」と
思うことがよくあります。

が、この本は読んでいて、
あまりそういう個人的な怒りは出ませんでした。


それは著者の方が、精神科医であり、
スクールカウンセラーをしているため、
現場にたって、
いろいろな問題に直面し、たくさんの事例を見て
アドバイスされているからでしょう。

また、とても丁寧に、わかりやすい言葉で書かれていますし、
漫画やイラストも多いので、すっと心に入ってきます。

だから、何気なく手に取っても、
または、すごく悩んでいるときに読んでも、
押し付けがましくないので、
きっとヒントが見つかると思います。



私がなるほど、と思ったのは、
「10歳までは徹底的に甘えさせる」
「甘やかす」と「甘えさせる」は違う
という項目です。


上の子(6歳)になると、
自分でやれることも増え、
つい、「もうできるだろう」と突き放してしまう。
たまに甘えてきても
私のほうで、きちんと受け止めていないと思う。

ちゃんと甘えさせてあげていない、
彼女なりに我慢しているんだろうな、と
反省しきり。



それから、この本では
つい子育てに責任を感じてしまう母親についてもサポート。

「みんなで育てるんだよ」というメッセージと同時に、
母親として、自分自身を肯定できるよう、
相手と自分の境界線の引く(周囲との関係をうまく保つ)方法です。

母親になると周りとの関係は確実に増えます。
夫、姑、親、先生、ママ友達、PTA、ご近所、仲人、職場の上司、パート仲間…などなど。

これらのお付き合いを多かれ少なかれ
こなしていくのですから。
この「境界線を引く」って、とても大事なことだと思います。


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『子育てハッピーアドバイス』
明橋大二 著
1万年堂出版
by aya-flower | 2006-02-24 23:18 |
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